活力ある地域づくりに関わる生涯学習・社会教育関係者や地域づくり担当職員等に対して、生涯学習および社会教育の視点に立った地域づくりに関する理論と実践的知識等について学んでいただく場として、「生涯学習・地域づくり研修会」を開催しました。
また、この研修を通じて、県内の生涯学習・社会教育関係職員および地域づくり担当職員等のネットワークを広げ、相互の連携を深めていく機会としました。
【主 催】 滋賀県教育委員会
【開催日時】 令和元年6月12日(水)13:30 ~ 16:30
【開催会場】 滋賀県庁 東館7階 大会議室
【対 象】
・各市町生涯学習・社会教育関係職員
・各市町地域づくり・まちづくり関係職員
・公民館・コミュニティセンター等職員
・各市町地域づくり・まちづくり関係団体 等
【参加者数】 48名
【日 程】 13:00 受付
13:30 開会行事(開催挨拶、日程説明)
13:40 県の事業説明
13:55 講演:「学び」を通じた地域づくり
~交流・共有から生まれる地域活性化に向けて~
講師:佛教大学 特任准教授 内山 淳子 氏
15:25 休憩
15:30 情報交換・意見交流
ファシリテーター:佛教大学 特任准教授 内山 淳子 氏
【小グループで話し合い】
【全体交流】
16:25 閉会行事(諸連絡、アンケート記入)
【講演】「学び」を通じた地域づくり~交流・共有から生まれる地域活性化に向けて~
佛教大学教育学部の内山先生より、生涯学習・社会教育の基本事項や社会教育行政の変遷、地域づくりと社会教育の関係について、具体的な事例を交えて、御講演いただきました。
まず、「なぜ教育委員会で地域づくりをするのか」を問いに、地域は人によってつくられていること、地域の担い手となる人づくり、そして人と人のつながりづくりの重要性について説明がありました。
次に、事例として、伊賀市の2地区による地域間交流と市内で実施されている交流会を御紹介いただきました。
伊賀市の「答志島」と「比自岐」の地域間交流のお話では、それぞれの地域課題を共有し、互いの強みを生かして地域の活性化を図ろうとする、住民による主体的な地域づくりの在り方を御提示いただきました。また、交流会の事例をもとに、「ネットワークづくり」と「人材育成」が行政の大事な役割であると御示唆いただきました。
参加者からは、「生涯学習の本質を学ぶことができました。」「人口減少が進み、若い人、子どもが少なくなっていく中での地域活性について学べた。」「人づくり、つながりづくりが、市などのトップダウンではなく、人の中から生まれるものであってほしいと感じました。」等の感想が寄せられ、明日からの「学び」・「地域づくり」について多くのことを学んでいただくことができました。
【情報交換・意見交換】
研修会の後半は、講演に引き続き、内山先生にファシリテーターとなっていただき、10の小グループに分かれて話し合いを行いました。
参加者は、人手不足や受講者の固定化等、さまざまな課題を共有するだけでなく、地域の資源を生かした講座の開設やスタッフの研修会の持ち方等、活発に情報交換しました。
その後、3グループに話し合った内容を発表していただきました。「実際に深く関わり活動されている方々の話をきける機会というのは、非常に貴重な経験となった。」「地域性の違いもあり、発想の視点等も様々であった。意見交換することで、参考になることが多かった。」「どの場所でも多くの課題があり、その中で地域交流ができればいいなと思った。」等、参加者から感想が寄せられ、生涯学習・社会教育関係者のネットワークづくり、互いの連携を深める機会となりました。
【参加者アンケート】 アンケート回収数・・・38枚(回収率:79.2%)
(詳しくは、添付ファイル「アンケート集計結果」をご覧ください。)