9月12日は、明治29(1896)年の琵琶湖大洪水で最大浸水位を記録した日で、また、元亀2(1571)年に織田信長によって比叡山が焼き討ちにあった日です。その日は、大津市坂本一帯で歴史的に大きな被害を被った日と言えます。当会では、地域の皆さんが、この9月12日を地域の防災の日として心に刻み、防災意識を高めていただくことで、地域として防災力を強化することを目的に、令和2(2020)年より毎年その日の前後に、防災学習会を開催しています。さて、今から40、50年前の昭和40年代後半~60年頃(1970年代後半~1985年頃)、毎年のように増水、氾濫を繰り返していた坂本一帯を流れる大宮川と足洗川は、昭和48(1973)年事業着手された改修工事によってその対策がなされ、大宮川放水路が平成27(2015)年に完成しました。その後、同河川は大きな氾濫をしていませんが、これまでに大量の土砂が堆積、草木が広範囲に繁茂するなどしていたためか、近年の激しい豪雨の際、氾濫危険水位のコンクリート堤防の上端に迫るくらい水位が上昇することが毎年のように起こっていました。こうしたこともあり、当河川愛護団体をはじめ地元からの要望もあり、昨年秋から今年の5月末にかけて、大宮川放水路(通称:新大宮川)の浚渫(川ざらえ)工事を河川管理者の滋賀県大津土木事務所が執り行いました。今回、同所から講師をお招きし、改めて新大宮川のなりたちや今回の浚渫(川ざらえ)工事の詳しい背景、目的、期待される効果、今後の新大宮川や当会はじめ地元に期待することなどをお話しいただくことで、新大宮川とその周辺地域の治水を河川管理者と市民・県民がともに学び、協働することを考えます。河川の治水、防災をはじめ行政と住民の協働による川づくり、まちづくりにご関心の方は、ぜひ、ご参加いただき、一緒に学び、考えましょう。
●日時:
9月28日(土)(受付:9:50)10:00~12:00
●講演会場:
滋賀県坂本職員住宅1階集会室(大津市比叡辻2-14-1)
JR湖西線比叡山坂本駅下車徒歩6分
●現地見学:新大宮川(一級河川大宮川・足洗川下流)
●講師: 安井潤 氏(滋賀県大津土木事務所河川砂防課)
●対象: どなたでも可。ただし、小学生以下は保護者同伴。
●定員: 20名程度(要事前申込・申込受付順)
●受講料: 無料
※当会でボランティア行事用保険に加入します。
●持ち物・服装:
筆記用具、飲み物、マスク(任意)、(現地見学時:帽子、タオル、長靴・汚れてもよい服装(推奨)、(雨天時)雨具、保険証)
●申込方法:
当会のブログ(HP)の参加申込フォーム(以下のURL)からお名前、ご住所、当日の連絡先など必要事項を入力・送信
参加申込フォームURL:https://forms.gle/9ZtzhULLjy34sLg89
※尚、ご提供いただきました個人情報については、当会からの案内・連絡以外には使用しません。
●申込期限: 9月27日(金)
※空きがあれば、当日参加も可。
●問合せ: shinomiyagawa@gmail.com
●ご注意・お願い:
※荒天(台風接近、警報発令)時中止。中止の場合、
事前に、 当会のブログ(HP)等でお知らせします。
※新型コロナウイルス感染、熱中症などの予防のため、熱がある方、体調が悪い方などは、受講をご遠慮ください。
※会場は、和室(畳部屋)です。座椅子等はございません。
※駐車スペースがありませんので、公共交通機関をご利用ください。
●主催: 新大宮川を美しくする会
●ブログ:
https://ameblo.jp/shinomiyagawa/entry-12861806747.html